こんにちは 夫婦問題相談室リボーン今枝朱美です。
自営業の仕事に関する考え方の違いから3年以上もケンカをしているご夫婦が相談にみえました。
最近ではお互いに「言っても無駄」とあきらめ、それでも不満を抑えることができず無視とキレるを繰り返していたようです。
条件によっては離婚も視野に入れ、離婚か修復か悩んでいるようでした。
投げやりな夫と怒りが収まらない妻。
二人をつなぎとめるものは子どもしかないのかな?と思い話を聞いていましたが、腹が立つのは相手に期待するからで、期待するのは気持ちがあるからです。
本当は二人とも仲良くしたいんだなぁ~と伝わってきました。
怒ってばかりいると、だんだん自分が何に怒っているのかわからなくなってしまいます。
何に怒っているのかわからない相手に、何をすれば怒りが収まるのかわかるはずもありませんよね。
不満を聞けば
「仕事が、、、仕事の、、、」
と話すのですが、どうもそれ以外にもありそうです。
話を聞き進めると、出産後の気持ちのすれ違い、親がサラリーマンと自営業家庭の違い、それぞれの父親の真逆な性格、PMSや生理痛、休みたい夫と話したい妻など、相談シートに記入した「価値観の違い」「性格の不一致」などがどんどん紐解かれていきます。
仕事のことや子どもの行事のことなどは必要に迫られ話しますが、それだけでもしんどいのに、それ以上の会話をすればケンカの種になり、今では全く会話していないようでした。
もう離婚かもしれないと思い悩み最後の手段だと考え、時間とお金を使いわざわざ二人そろって相談に来たのです。
家で二人だけではなかなか話せない事でも、話せます。
言いづらいことでも聞いてもらえば話しだしやすいです。
二人だけでは思ってもいないところの問題点に気づくこともあります。
問題点に気づくと少し反省したりもします。
今までやらなかったことも、やってみようかな?と思えてきます。
そこが運命の分かれ道。
きっとダメだろうとあきらめてしまうか、
ダメもとでも一度やってみるか。
ところがこの旦那さんがえらかったのは、「最初は頑張ってやってみた。」ところです。
気持ちは置いといて、まず行動したのです。
やってみたら奥さんが喜んでくれたという結果が出たので旦那さんの気持ちも上がってきます。
奥さんが素直に受け入れたところも素晴らしいですね。
何をしたのかはヒミツですが、奥さんは喜んで機嫌も良くなり怒らない、怒らないからご主人も無視しない、無視しないってことは会話もできる、会話ができればさらに奥さんもうれしい。
2回目の奥さんだけの相談の時はすでにニコニコでした。
仕事の悩みは全く解決していないのにです。
3回目は二人で来てくれました。
家で二人だけではなかなか話せない事でも、話せます。
言いづらいことでも聞いてもらえば話しだしやすいです。
これはご主人の言葉です。
本当は夫婦で話さなくちゃいけない事を面と向かうと言えない人が多いです。
一回で劇的に変化して、セックスレスまで一気に解消してしまいましたが、もっともっとお互いを分かり合うために相談は続きます。