名古屋市の夫婦問題・離婚問題相談室リボーン カウンセラーの今枝朱美です。
私の父は、ザ・昭和な人間で亭主関白はもちろん男尊女卑でわがままで俺様な人でした。
夫婦の意見が違って気に入らないと、どれだけ自分が間違っていても悪くても、100人が100人母と同じ白だと言っても父が黒だと言ったら黒でした。
それはもう蛇のような恐い目で母をにらみつけ、母が謝るまで1週間でも口をききません。
なので、母は自分の意見を言うことなく父に従い、それだけでは済まないので悪くも無いのに謝っていました。
それが大家族(舅・姑・小姑5人・夫婦・徐々に子ども3人)に嫁いだ母が平和に過ごす術でした。
親のせいにするわけではありませんが、私は仲良く夫婦ゲンカをする術を知らずに育ちました。
見たことないから知らなくて当然ですよね。
私の元夫は父のようなワンマンな人間ではなく、怒鳴るようなこともない優しい人でした。
でも、自分と違う考えを私が主張すると、口が達者ではないので不機嫌になったり黙ったりの空気感で訴えてきます。
私はその空気感がとても嫌いで、相手が好まない話題には触れず、子どものサッカーの話題など乗ってくる話だけを選んでしました。
意見をぶつけ合わせての‟ケンカ”ができないのです。
実際仲も良かったけど、それ以上に仲が良く見えていたように思います。
子育てが忙しい時、夫婦の波風は無いに越したことはないと思う毎日では、それがベストだったのです。
しかし子どもが大きくなり私も仕事に力が入り始めると、自分の主張をせざるを得なくなります。
仕事に対する思い、家族の捉え方、これからの人生。
それまでケンカを恐れ、違う考えを出し合いすり合わせることをしてこなかったために、いざこじれだすと違う世界に住む人間かと思えるほどずれまくっていました。
結局離婚という形で終わったのですが、「もっと前からケンカしとけばよかったな」という思いは残ります。
だからこそ、みんなには意見を交換する対等なケンカをいっぱいして欲しいのです。
そしてすり合わせをしスッキリして欲しいのです。
親のケンカが嫌で仕方なく育ったあなた。
怒られることや嫌われることがこわいあなた。
子どものころからいい子を求められたあなた。
ケンカのしかたわからなくて困っていませんか?
ケンカは相手の考えを知れる良い機会。
自分の考えを伝えられるのも嬉しいこと。
ちょくちょくケンカして今よりもっと仲良くなってくださいね。
名古屋市 夫婦問題・離婚問題相談室リボーン カウンセラー 今枝朱美