親子交流(面会交流)の受け渡し時に父母が気を付けること

名古屋市の夫婦問題・離婚問題相談室リボーン カウンセラーの今枝朱美です。

離婚や別居で親子が離れて暮らしている場合の親子交流(面会交流)。
実施している方は、どのように受け渡しをしていますか?

家に来てもらったり送って行ったりする、公園やコンビニ駐車場で受け渡す、祖父母に頼む、などのケースがあるかと思います。

そのときの相手方とのやり取りについて、どんなことに気を付けていますか?

 

私が代表理事を務める親子交流支援団体Families Change ふぁみちぇんでは、連絡が取り合えない、父母が顔を合わせられない、見守りがないと不安、という親子の支援を中心にしています。

とはいえ、両親だけで子どもの受け渡しができる卒業を目指しているので、卒業間近には支援員の前で父母に受け渡しをしていただく場合もあります。

そんな時、皆さんどんな顔をして受け渡せばよいのか、言葉はかけるべきなのか、戸惑われるようです。

答えはズバリ!
普通に。

よくあるのが目も合わせず声も発せず。
これって普通ですか???

保育園に子どもを預けるとき、お友だちの家で子どもを遊ばせてもらう時、目も合わせず声も発せずってありですか?

にこやかに相手の目を見て
「こんにちは」「おはようございます」
「よろしくお願いします」

子どもには
「気を付けて行ってらっしゃい」「楽しんできてね」
手を振って見送る。

一般常識のある大人なら、最低でもこれくらいの声掛けはしますよね。

父母が目も合わせず声も発せず。。。
親がこのようでは、子どもはどうするのが正解か戸惑います。

ここは嫌がらなきゃいけない場面かな???
でもパパと行きたいなぁ~でもパパと行きたいなぁ~
ママが悲しむならやめとこかなぁ?
ちょっと甘えたふりしとけばいっか
行ったら帰ってきたときにめんどくさいことになるかな?

う~~~~ん???
子どもたちは小さな心を痛め悩ませます。

もう夫婦ではなく子どもの親としての協力関係であることを意識して言動を考えてください。
あくまでも普通に。

 

もちろん離婚しても仲良しな関係のままの父母もいると思いますので、そのような心配はいらないケースの方が多いと思います。

その場合は別の心配が生じます。
子どもがパパとママの手を取りつながせようとしたり、また一緒に住もうと言ってきたり。

その時は、決して期待させるようなことは言わないで欲しいです。
「パパとママはもうケンカはしていないけど、一緒に住むことはしないって決めたんだよ。ごめんね。」

夫婦のときの関係、離婚の経緯、現在の状況、子どもの年齢、子どもの性格。
ケースによって伝え方は異なりますので、一概には言えませんが。

夫婦のご相談だけではなく、離婚後の父母の関係、親子の関係についてお悩みのときもご相談ください。

あなたのケースに合った対応を一緒に考えます。

 

夫婦問題相談室 リボーン

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