こんにちは 愛知県名古屋市の夫婦問題相談室
リボーン 今枝朱美です。
面会交流支援活動を「ふぁみちぇん」でしていますが、コロナでの緊急事態宣言が出される前の3月から、利用施設の閉鎖や外出自粛で面会交流の支援をお休みしています。
毎月一度たった2時間の交流ですが、楽しみにしている親子がたくさん見えますので、心苦しいです。
過去に例のない事態で対応には頭を悩ませ、webや電話などを考えますが、ふぁみちぇんの面会交流支援を必要とされている方は、父母間では直接電話やメールなどもできない方がほとんどです。
フォローしようにも支援者が外に出て利用会員様と会うことを自粛しなければいけないとなると手も足も出ません。
毎月会って遊んでいた親と何も告げられず3月4月と2か月も会えてないとしたら、子どもたちはどんなことを考えているでしょう?
「パパどうしちゃったんだろう?どっか行っちゃったのかな?ボクと会いたくないのかな?」
「ママどうしてパパに会いにつれてってくれないんだろう?いじわるしてるのかな?」
親から何も言われない事、隠されていることに子どもはとても敏感で不安を感じます。
先の見えない事ではありますが、「まだ小さいからわからないだろう」などと考えず、今の状況を伝えてあげてください。
「パパは〇〇ちゃんと遊びたいし、ママも連れて行ってあげたいけど、今はコロナが心配だからみんな外に出られないんだよ。外に出られるようになったら必ず行こうね。約束するよ。」と。
面会交流の取り決め事項にはないことをこちらから強制することはできません。
しかし、今回は両者間で決まっている面会交流ができないと言う非常事態です。
面会交流の禁止事項にないことであれば、子どもが喜ぶと言う視点で何かできることは無いか考えてみても良いのではないでしょうか?
例えば
子どものかいた絵や手紙や折り紙を支援団体を通し相手に渡す。
子どもの写真や動画を支援団体を通し相手に渡す。
(親から子どもへもあり)
もちろんこれもただの提案となります。
しかし、支援者が間に入り伝言することで、父母間の同意があればすぐにかなうことです。
そして、片方からの要望があってももう片方が望まないのであれば成立しないだけのことです。
新型コロナ感染予防のための面会交流中止は誰のせいでもありません。
いろいろな我慢を強いられ、誰もが辛い毎日を送っています。
子どもが毎日家にいて、仕事も行けない、収入も途絶える、誰も助けてくれない、こんな状況の中頑張っているママたちにはこれ以上何もお願いすることはありません。
そんな元パートナーを持つパパたちにはただただ理解してほしいです。(協力をお願いすることになってしまいますが、必ず待っててくれてありがとうと思ってくれる日が来ます)
自分たちの状況で今できることは何か、子どもの気持ちはもちろんですが、相手の気持ちもよく考えてください。
伝えられることはあるか、今は待つときか、コロナでのピンチをチャンスに変える行動をしてください。
夫婦は別れても親子は親子
一般社団法人FamiliesChange
ふぁみちぇん