こんにちは 愛知県名古屋市の夫婦問題相談室
リボーン 今枝朱美です。
緊急事態宣言で「名古屋飛ばし」されています。
対象であっても無くても同様に気を付け、心して生活したいと思います。
そこで家にいる時間が多いので、テレフォン人生相談を聞いています。
私は弁護士の大迫恵美子先生が好きです。
優しい口調ですが、その人のことを想うからこそはっきりと現実を突きつけます。
今はつらいかもしれないけど、気持ちを切り替えるきっかけとなり、背中を押してくれます。
そして今日お話しする「弾む会話は情報の交換だけではなく情緒の交換です」を教えてくれたのは加藤諦三先生です。
子どもが生まれ徐々に妻との会話が盛り上がらなくなってきたことを指摘され思い悩む夫からの相談です。
会社では何の問題もなくコミュニケーションが取れる。
妻と一緒に映画を見てストーリーについての話もできる。
でも、どう思ったかの感情の話になるとうまく言葉にできない。
それでいつしか顔色を見ながらの会話になってしまう。
加藤先生はすぐに状況が呑み込めました。
「あなた小さい時にけがをしてね、医者に連れて行ってケガを治してくれる人はいたけど、『痛かったね、痛いの痛いのとんでけぇ~』っていってくれる人はいなかったんじゃないの?感情を共有してくれる人が。」
この男性の家庭では喜怒哀楽を表現しぶつけ合うような関係が無かったんですね。
「そっか~悲しいね~」
「すっご~いおいしい!幸せ!!」
女性がただただ思いに共感してほしいだけで話すことを、男性はアドバイスしよう、結論付けようとしてがっかりされることが多いです。
男性にありがちなことですが、そうでなくても今までに経験していないことは男女に関係なく誰でもできません。
最後に加藤先生はこう言われました。
「合理性は知的合理性だけじゃないんです。
知的合理性からみると無駄なこと、それは実に深い意味があるんだと。
無駄というのは一つの視点から見て無駄なんですよ。
感情的合理性というのがあるんです。
それは無駄じゃない。
だから、それが生きるってことなんです。
このことで自分を責めないで、自分の個性だと思って、今の改めることとしては、無駄の中に人生の本質もあると。
今まで立派だと思っていた人ばかりから学ぶのではなく、なんだこの人たち、無駄な人だと思っていた、そういう人の中に本当に生きる真実があるかもしれないと、視野を広げてみてください。」
感情を読むことが苦手なことは個性。
確かに。
しかし、それを知って過ごすか知らないで過ごすかは大違い。
知ることで見えてくるものは大きく変わります。
妻が夫としたいのは、情報の交換だけではなく情緒の交換です。
それがむずかしいと感じたら、まずは気持ちへの共感から始めてくださいね。
自分も同じような感じがする。
けど、どうしていいかわからない。
具体的な言葉が思いつかない。
妻からの攻撃を受けると固まってしまう。
そんな時は少しでも早めに相談に来てください。
あなたの状況に応じた具体的な方策を私と一緒に考えましょう!