夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
「ブログを読んで、たくさん気づかされることがあり相談に来ました。当てはまることがいっぱいありました。」と夫婦相談で言っていただき、勇気づけられ今日も書いています。
戦後の高度成長期( 日本では戦後1955〜73年の約20年)、お父さんたちは一生懸命働きました。
サラリーマンが多くなり、仕事とは会社で働くことのみで、家は休むために帰るところでした。
ですから、帰って奥さんと話す言葉は3つでよかったのです。
「メシ、フロ、ネル。」
これならだれでもできます。
家事や子育てに口を出すこともなく、奥さんの気持ちを察し気の利いたコミュニケーションを求められることもありませんでした。
それから半世紀が過ぎ、世代が2回変わりました。
終身雇用制や年功序列は崩壊し、退職金も確定ではなく、年金も不安がいっぱい。
専業主婦より共稼ぎ世帯が増え、女性も働けと言われても低賃金で保育園も満員で入れない。
夫婦で家事は分担制、相変わらずの母性神話がありながらもイクメンを求められる。
世の中同様、夫婦の形も多様化し、正解がなく難しすぎます。
高度成長期の親を見て育ってきた私たち世代(私は58歳)が、子どもたち(30歳前後)に何を見せてきたかが問われています。
子どもたちは親を選ぶわけにいかないからどうしようもありません。
しかし、間違いなく子どもたちの家庭での価値観、夫婦関係のあたりまえは親の影響をもろに受けています。
そこで、自分の価値観を知り、自分とは違う相手の価値観があることを知り、認め合いすり合わせる部分を作っていくことが大切になります。
違う価値観を夫婦で全く同じにする必要はないし、それは無理なことです。
対等な立場でケンカすることはかまいませんが、上下関係で支配しようとしないでください。
相手とは違うことは頭ではわかっていても、どうしても収まらない、繰り返してしまう、それで悩んでいる夫婦は本当にたくさんいます。
ぜひ一度夫婦相談に来て私を交えた3人で話してみませんか?
第三者が入ると、堂々巡りから一歩踏み出し流れが変わったり、解決の糸口が見つかることもありますよ。