夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
人権講話で、愛知県立南陽高校の生徒700人にデートDVのお話をしてきました。
高校生はみんなかわいくて、すっごく楽しかったです!
基本的なデートDVのお話はもちろんさせていただきましたが、せっかく結婚教育協会の相談員で夫婦問題の相談員である私にお声をかけていただいたのですから、
両親の夫婦関係の影響を受ける子どもたちの話や、ふたりのあたりまえが違うことから起きるトラブルなども事例も交えお話しました。
南陽高校の生徒たちは大変おとなしく、ざわざわ雑談をすることなくちゃんと聞いてくれました。
たくさん質問し意見を聞きながら進めていこうと思いましたが、さすがに恥ずかしいようで、下を向いてしまいます。
少し元気な男子は「携帯禁止なので誰も持ってませーん。」などと教えてくれましたが、真に受けるわけはありませんよね。
生徒たちの感想は直接聞けていませんが、校長先生からは
「みんな真剣に聞いていましたよ。」
「話が楽しくてあっという間に時間が過ぎていました。」
と喜んでいただけました。
何か一つでも心に残り、交際するときは相手を認め尊重し「付き合ったからって自分の物じゃないんだ」と思い出してくれると嬉しいです。
次の日夫婦問題で悩む妻からお問い合わせのメールがありました。
夫からモラハラをされていて精神的にボロボロになり別居しているという内容です。
人格否定され物にもあたると言っているにもかかわらず、「手は出さないのでDVではないです。」と言われます。
殴る蹴るの身体的暴力だけがDVではありません。
精神的暴力
社会的暴力
経済的暴力
性的暴力
なども立派なDVです。
これだけ世の中で問題になっているので知っていると思っていてはいけませんね。
私たちは夫婦問題の専門家だから知っているのであって、まだまだ声が届いていないことを痛感しました。
私はいつも夫婦相談を受けながら思っています。
子どもができる前に知っていたら、
結婚する前に知っていたら、
お付き合いする前に知っていたら。
今回は高校生、そして学校行事の全校生徒が集まる集会でお話しできたことは私の長年の望みでした。
本当に良い機会をいただき嬉しかったです。
県立南陽高校の鈴木校長ありがとうございました。