夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
先週美容院に行った時の私の話を聞いてください。
シャンプーの後、若い20代の男性アシスタントが肩のマッサージをしてくれた時の話です。
「すっごい肩こってますね。」
「慢性肩こりで、こってない事が無いんです。
それに、右肩が五十肩でまったく上がらなくて1年半、
治ったと思ったら左が上がらなくて1年半、
最近やっと横まで上がるようになってきたんです。」
私は「可哀そうな私」を必死にアピールしました。
何といっても過去経験したことのない長期にわたる苦しみ、
ひどかった時は寝てても痛い、今でも横になって寝ることができずに3年以上を過ごしています。
また、体育会系の私が球技や水泳のできない辛さ。
まあ、そんなことは自分の中で走馬灯のように浮かんだだけですが。
すると、息子より若いと思われる男性はさわやかに言いました。
「肩をこう回してストレッチするといいですよ!」
ひゅ~~~~
私の心に冷たい風が吹き抜けました。
(何もわかってくれていない。。。)
(そりゃ、20代のあんたに五十肩の痛みがわかるわけはないだろう、でもあんたにもお母さんやお父さん、おばあちゃんやおじいちゃんがいるだろう。)
良かれと思って言ってくれていることはわかるけど、
解決策を教えてくれようとしたんだろうけど、
私は最初にたった一言
「大変だったんですね。」
この一言が欲しかっただけなんです(涙涙涙)きっと。
共感できる訳はないけど、共感が欲しいのです。
「それは辛いですね。」
一言で嬉しいんです。
奥さんの愚痴に一生懸命「こうするといいよ」と教えようとする旦那さん。
奥さんの悩みに「頑張れよ!」と励ます旦那さん。
良かれと思ってなんだけど、
全然悪気はないんだけど、
きっと奥さんは「そっかそっか、大変だな。」と
共感してほしいだけだと思うんです。
「めんどくさいやっちゃな」と思うだろうけど、
「じゃあ、言うなよ」と思うだろうけど、
きっと奥さんは旦那さんに共感してほしいだけなんだと思います。
女性はつくづく共感してほしい生き物なんだと実感しました。