価値観の違いでの相談は、親子の関係に問題解決の糸口があります

夫婦相談に来られる方は切羽詰まっています。

目の前に起きている問題を解決しようと一生懸命になっています。

浮気、DV、お金、セックスレス、価値観の違い、などなど。

 

たとえばケンカが絶えない夫婦は、価値観が違うからやっていけないと言います。

相談者は、相手にされた嫌なこと、傷ついた自分、そこをぐるぐるしています。

相手が悪いことも事実、自分が辛いことも当然で、お気持ちは良くわかります。

しかし、目の前に起きている事柄だけにとらわれていては問題は解決しません。

 

価値観が違うと言っている自分の価値観はどのような価値観なのでしょう。

自分の価値観はどのようにして培われてきたものなのかを一度立ち止まり考えてみることが必要です。

生まれ育った土地柄、家族構成、家庭の経済事情、親戚づきあい、両親の職業、両親の親との関係、両親の仲、兄弟関係、自分の親子関係。

家庭で経験してきた伝統行事、親にしてもらったこと、家庭での自分の役割、家訓、両親の口癖。

あなたの価値観は、間違えなく親から受け継いだものです。

 

あなたにはあなたの家庭で培われた価値観があるように、パートナーにはパートナーの家庭で培われた価値観があります。

夫婦のトラブルは、それぞれの親から受け継いだ価値観を常識だとして振りかざし、相手との違いを認めることができず、どちらが正しいか争うことがほとんどです。

大人として出来上がってから数年付き合ったパートナーとの関係より、生まれたゼロの状態から自立するまでを共にした両親との関係に引っ張られる力の方が圧倒的に強いです。

違って当然の夫婦の価値観を、間違いではなく違いであると認めることができるかどうかがトラブル解決のカギとなります。

 

あなたは自分の価値観を知り、相手との違いを認めることができますか?

それが解決の糸口になると私は考えています。

 

 

 

 

 

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