夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
妊娠について現在心を痛めている方は読まないでください。
できちゃった婚は全体の25%だそうです。
結婚する意味がよくわからない若者にとって、子どもを授かることが結婚へ背中を押すことは良くわかります。
子どもを授かったことで覚悟が決まるのであれば、それもひとつかもしれません。
結婚への覚悟。
婚家へ嫁ぐという時代ではありませんが、まだまだ女性が戸籍を移し仕事も変わり生活の拠点を変えることが多いです。
結婚は通常、衣食住を共にし生計を一つにします。
それは自分の都合だけではなく相手の都合も考え日常を送るということなので、何かしらの努力や我慢が必要となります。
今の時代でも、結婚し心を合わせるには、やはり覚悟が必要です。
私も離婚していますし、毎日離婚相談に乗っているので、離婚するつもりで結婚する人はいないことは私が一番良くわかっています。
しかし、私が最近の夫婦問題相談で非常に気になっているのが
「欲しいだけ婚」の急増!
結婚年齢が上がり平均でも男性31歳女性29歳。
平均で29なので、仕事や遊びに夢中になっていると、あっという間に35歳の高齢出産の年齢になってしまいます。
高齢になると母体や卵子の老化により妊娠しにくくなり、不妊治療はお金がかかるし辛いなどと、聞けば聞くほど出産することが成功者のように思え、好きな人と結婚することより、自分の子どもを妊娠することを目的に結婚する人が見かけられます。
不妊治療や妊娠出産は何と言っても女性に圧倒的負担がかかります。
それなのに辛いことを自分だけで抱え込み、パートナーに頼ることなく、心をわせることを煩わしいと考えてしまいます。(頼れないという悪循環を生み出しています。)
女性が本能的に子どもを望む気持ちはわかりますが、心も合わせられない人と、本当に共に子どもを育てたいと願っているのかをよく考えてください。
妊活で気持ちがすれ違ってしまい、意地でゴールを目指したとしても、この溝を埋めることは容易ではありません。
子どもができれば変わると思っている人がたくさんいますが、たった二人で心が合わせられないのに、子どもが生まれてしまったらそれどころではありません。
子育ては20年プロジェクトです。
産むのがゴールではなく、共に育てる20年プロジェクトを意識して、欲しいと思う前にパートナーと心を合わせる覚悟を決めてください。
回りくどい言い方はやめよう。
心を合わせる気も無く、指一本触れられたくないと思っている相手と、結婚という経済的安定を得て子どもを作ろうと考えているとしたら、それだけは絶対やめてください。