NPO法人日本結婚教育協会 性のプロジェクトリーダー今枝朱美です。
中高年にもなったらセックスなんてどうでもいいよね。
本当にそうでしょうか?
中高年だからこそ、熟年夫婦だからこそ悩むのです。
若いころは子育てに必死でそれどころではなかったんです。
夫がしつこく求めてくるのがうっとおしかったんです。
でも、ふと気がつくと子どもは友だちや好きな人と過ごす時間が増え、母はなんだか寂しくなります。
夫に目をやると、性欲は下降気味(もしくは外にパートナーを持っていたり)で求めてくれなくなっています。
このまま一生セックスなしで女を終えるのか・・・
急に不安が襲ってきます。
「今までさんざん断わってきたのに今さらなんて切り出せばいいのだろう?」
「女性から誘うなんてはしたないことはできない!」
「断られたらショックで立ち直れない。」
「どうせ私のことなんて女として見ていないに違いない。」
「浮気してるかもしれないから、携帯見てやろうか、鞄や財布を探ってやろうか。」
負のスパイラルに陥ることも良くあります。
すると、、、怒っているとカン違いされたり、知らなくていいことが出てきたり、疑われてドン引きされたり。
結果、いいことにはなりません。
世の夫たちに身勝手だと言われても私は応援したいです。
どっぷり不倫にはまっている夫も中にはいますが、(熟年夫婦となればその辺は見抜いていると思います)そうでない場合、夫は妻からのアプローチに気づいていない可能性があります。
「それはないでしょ。私ちゃんと誘ったもん。」
いえいえ、鈍感な夫は本当にわからないのです。
涙をいっぱい流し夫婦相談にみえた奥さまがいました。
「私何度か誘ったのになくって、もうできないのかと思ってあきらめていました。
そうしたら会社の付き合いだとか言って風俗に行っていたのが発覚したんです!
私ずっと我慢してたのにこの人は自分だけしてたんです。ゆるせません!!」
夫は「誘われた記憶はありません。妻はそんな気はなくなったんだと思っていました。」
せ つ な い
こういったすれ違いはよくあることです。
2~3回誘って断られるとくじけるのです。
辛いですよね、その気持ち良くわかります。
でも、皆さんよくご存じのとおり、男性は女性に比べて察する能力が圧倒的に劣っています。
そして酔っぱらっていることも多いし、コロッと眠りにつくことも多いです。
また、ちょっと頑張れる自信のない時は聞こえなかったふりもします。
都合の悪いことは記憶から消えてしまうという特性も持っています。
この先の長い人生を夫婦で楽しむために、一度気持ちを伝えてみましょう。
相手を責めるのではなく、自分の気持ちを素直に話してみるんですよ。
そして最後に「久しぶりだけど今週末しようね♡」って言ってください。
う~~~ん、難しいですか・・・
じゃあ、私のところに相談に来てください。
夫婦の数だけ解決もあります。
あなたが「それなら言える!」ってセリフを一緒に考えますから。
そしてくじけそうになっても、達成するまで何度でも作戦を考え励まし続けますから