結婚教育協会 性のプロジェクトリーダー今枝朱美です。
日本性科学会のセックス・カウンセリング研修会 メインテーマ:LGBTの健康をサポートする
私の性は身体が女で、心が女、指向は男で、表現が女です。
ただそれだけのことだと理解していますし、性の多様性LGBTsを認めることはもちろんできています
夫婦相談で性の不一致やセックスレスは多く、私は他の夫婦問題カウンセラーに比べればかなり柔軟に考えられる方だと思っています。
夫婦間トラブルからのセックスレスが圧倒的に多いですが、身体的精神的病気群でのセックスレス、セックスを必要としない関係の他に無性愛者(他人に恋愛感情や性欲を持つことがない人たち)が存在することも理解しています。
夫婦問題カウンセリングで、LGBTの相談は無いように思いますが、過去に何度かありました。
妻の浮気相手が女性。
夫の浮気相手が男性。などなど
子どもがいる方たちだったので、自分の性指向に気づかず結婚しあるきっかけで目覚めたのかな?とか、バイセクシュアルであることを隠して結婚したのかな?と考えていました。
しかし今回お話では、「男性は比較的一貫性があるが、女性はレズビアンよりバイセクシュアルが多く、時間とともに揺れ動く。たとえば女子高ではバスケのキャプテンに恋をしても大学に入ると男子学生と付き合うとか、月経周期でも揺れ動く。」ということでした。
LGBTの健康を支援するにあたり決めつけてはいけないと教えていただきましたので、夫婦相談をするにあたり、夫婦は男と女で、夫の性指向は女性、妻の性指向は男性、と決めつけてはいけないということになりますよね。
そして、自分の性指向に気づいていない、隠しているだけではなく、性指向は揺れ動くこともある事も頭に置き修復の可能性を考えなければいけませんね。
妻に女性のパートナーができ浮気されてしまっても、今までずっと夫のことが嫌だったのに我慢していたわけではないかもしれないし、ずっと言えなくて苦しい思いをさせていたわけではないかもしれません。
性指向が変わったからといって、修復できないと決めつけてしまってはいけないかもしれません。
レズビアンのベビーブームも来ているとのこと、女性同士のカップルが子育て方針の違いでもめたり男性同士の結婚カップルの相談が来る日も近いですね。
人と人との結婚でつながる家庭での人間関係のご相談は、結婚教育協会の得意とするところです。
性を決めつける事無く、いろいろな視点で一緒に考えていきますのでぜひ相談してください。