今日は月2回の子育てサロンでした。
この活動は「なごや婚育プロジェクト」として夫婦問題が深刻化しないよう予防のためにしています。
10か月の女の子を連れてきたママと話していて、
「年中のお兄ちゃんとお父さんと4人で公園に行くと、一番先にお父さんが飽きちゃって時計を見てつまらなそうにしてひとりで車に乗っちゃうんです。それで車でスマホゲームをしてるんです。信じられません!」
「お兄ちゃんと先にお風呂から上がったお父さんに次は娘を上げてもらおうと思ったら、今自分のつめ切ってるから待ってって言うんです。びっくりしました」
「親が二人に子ども二人じゃなくて、それじゃあ子ども三人だね。」
「学生バイトに仕事教える気持ちでやらないとくじけるね。」
「ネットでイクメンアピールみてうらやましくなるけど、そうそう使えるイクメンはいないらしいよ。」
などと毒づきながらも、言いたいことを言いながらコミュニケーションをとれていることが素晴らしいことであることを伝えたりします。
そんなパパに共通することは、そのお母さんが世話焼きなこと。
お父さんに手を出させず家での子育てを一気に引き受けやってしまうので、父親の子どもとのかかわり方が分からないのです。
パパは子育ては母親の仕事だという常識のなかで育ち、悪気無く妻に子育てを任せてしまいます。
もっといけない場合は、姑となっても息子に子育てをさせずに孫の面倒を買って出てくる場合。
同居していたり近くに住んでいると、良かれと思い手伝ってくれます。
パパがやろうと思うと見ていられず先回りして世話を焼き、パパのやる気や仕事を奪います。
結局ダメパパを育成してしまい、嫁に心身ともに負担をかけます。
そんな話をしていた時にふとわが身を振り返った吉川カウンセラー。
さかのぼる事25年、出産後家に戻った後も自分の母親が家に手伝いに来てくれました。
「沐浴は昼間の暖かい時にしなくちゃね。」とせっせと赤ちゃんをお風呂に入れてくれます。
子どもをお風呂に入れようと楽しみに帰ってきたパパはがっかりし、「もう俺の出る幕は無いんだ。」と心に決めてしまいます。
その時はなにも手伝ってくれないパパだと思っていたそうですが、離婚した後穏やかに話ができた時初めて思いを聞いたそうです。
現在娘が妊娠中、母性本能が人一倍強いので、今から忙しい忙しいと舞い上がっています。
私がいくら「娘の事より自分のやるべきことあるんじゃないの?あとあと娘に迷惑かけるよ。」と言っても、元夫の思いを聞いてもピンとこなっかったようですが、今日子育てママの話を聞きながら「姑でも親でも一緒。自分が手を出しすぎることは最終的には娘のためにならない。黒子として行動しよう。」と気づいたようです。
良いことも悪いことも親から子へまた親から子へと連鎖します。
良い伝統は受け継ぎ、そうでないことは変えていきたいものです