夫婦相談の現場から性について考える 今枝朱美です。
乳児を過ぎ少し言葉が話せるようになると、会話の中にも性器を表す必要が出てきます。
「おちんちんは大事だよ。」「おちんちんきれいにしようね。」
そこで問題となるのは、女の子の性器は何と呼べばいいの?です。
「あそこ」では良くわかりません。
方言によって違うらしく、東京、大阪、名古屋でも違うらしいのですが、
???その呼び方、生まれてこのかた一度も口に出したことはありません。
私は女3人姉妹でしたが、おちんちんと言っていたような気がします。
男の子と女の子では形が違うという理解だったと思います。
ペニスとヴァギナ、これも今まで使ったことがありません。
具体的に細部の名称が必要な場面が出てくるまで、このブログ内ではおちんちんで統一しましょう。
子どものほうからも、痛いかゆいなどを伝えてもらうときに必要なので、保護者の方もお子さんと共通の言語を作って正しく意思の疎通ができるようにしてください。
お腹が痛いのか、肛門がかゆいのかおちんちんがかゆいのかは違ってきますから。
大事なところ、清潔にしなければいけないところです。隠さなければいけないところだけど、困ったときには親や保育園の先生には、恥ずかしがらず話せるように教えましょう。
子どもがかゆいとか痛いとか訴えて来たら、ほかの人は誰もいない明るいところでよく見てあげてください。虫に刺されていないか、かぶれていないか、傷になっていないか。
きちんと対応して、子どもさんを安心させ、大げさなようですが何かあったら話そうと思える信頼関係を築いてください。
無いとは思いますが、間違っても「そんな恥ずかしいこと言わないの。」とか「何ともないから大丈夫。」と見て見ぬ振りするようなことはしないでください。
信頼できる大切な人には性器のこともきちんと話せる習慣が子どもの頃からあれば、結婚してからパートナーにも痛いことや困っていることがきちんと伝えられると思います。