NPO法人日本結婚教育協会
『こどもから大人まで 性のステキを学べる聞けるプロジェクト』
プロジェクトリーダー今枝朱美、夫婦相談の現場から性について考えます。
性のステキを学ぶことで、人生を潤いのあるものにしましょう (^^♪
結婚する前のお付き合いの段階を考えてみましょう。
気になる女性が現れ何とかして仲良くなりたいと思うとき、その女性に興味津々だと思います。
デートしてもらう為にはどうしたらいいだろう。
遊園地、映画、ドライブ、買い物、スポーツ観戦、何が好きなんだろう。
オシャレなカフェでお茶して、お散歩して、夕飯はどうしよう。
今流行ってるのは何だろう。人気のお店をネットで調べようかな。
彼女の好き嫌いをリサーチしたい、といろいろ考えると思います。
いろいろ考えた結果、初めてのデートだからと気取らずに、いつものお気に入りの近所の中華にしたとします。
「ここの餃子、最高なんだ!」(知らないお店で失敗したくないからな。)
「わぁー、私餃子大好き♡ おいしいね。」(行きつけのお店を私に紹介してくれたんだわ。嬉しい。)
「だろう。何度食べても飽きないんだよ。」(気に入ってくれてよかった。気楽なお店が好きなんだな。)
最初はこれで良いとしましょう。
これが2回3回、10回と続いても何も言わず近所の中華ですませていたとしたら・・・
(庶民的な彼女でよかった、気を使わなくていいし、家から近くてその後便利だし。)
これで良いんだと思って男性は自分のペースを続けます。
(また中華?!たまにはオシャレなイタリアンも行きたいし、ファミレスでもいいからほかのものも食べたいわ。それよりも何よりも私の気持ちは考えてくれないの?!私だって食べたいものあるのに。)
彼女が不満なことに気づく訳もなく、ずるずると続いてしまいます。
いかがですか?
「嫌なら言えばいいのに」と思いましたよね。
これがセックスだったらどうでしょう?
けっこうあるように思います。
最初は彼のことが好きだから良かった、でも毎回彼の好きでラクで慣れているパターンが続くと、「私のこと考えてくれてないの?」と不満になってきます。
でも女性がああしてこうしてとは言いにくい空気があります。
「俺がへただって言いたいのか。」
「前の男がそうしてくれたのか。」
「いやらしい女だな。」
「ずっと不満だったのか。」
あなたはそうではないと思いますが、そういう男性がまだまだいるのです。
そして、そう思われたらどうしようと心配して、言えない女性もまだまだいるのです。
最初のデートは男性がエスコートし、相手が喜ぶことを一生懸命考えるのと同じように、そして、彼女に「趣味は何?」「何が好き?」と聞いてあげるのと同じように、セックスの時も彼女が喜ぶことを一生懸命考えてあげて、そして聞いてあげてください。
「好きだから」で、問題にしないまますぎてしまったり、遠慮して今は言えないけどがずーっと続いて結婚してしまい後々離婚問題に発展することは良くあります。
お互いに相手のことを思いやり、いつも興味をもって接することを忘れないでお付き合いしてください。
気持ちは伝わりますので自然に相手も同じようにしてくれることでしょう。
そして良い循環がうまれます。