夫婦問題カウンセラー 今枝朱美です。
「夫婦の仲は悪くないんです。子どもとの関係もいいし、日々の生活になにも困ることはありません。」
それでも相談したいことがあるのです。
言いたいことが言えない。
我慢していることがある。
信じることができない。
こういったご相談、結構あります。
これって仲悪くて喧嘩ばかりしているわけではないけど、仲良いですか?
思い起こせば、、、、、、私はそれ以上に思っていました。仲が良いと。(少し話がそれます)
3人の子育て、家事、子どものお稽古の送迎、お稽古の役員、幼稚園や学校の役員、町内の付き合い、大型犬2匹飼って二度繁殖、木がいっぱいの一軒家の庭の手入れ、パート多数、それでもママ友とのお付き合いは欠かさない超ハードスケジュールの中、主人とは毎晩一緒にお風呂に入りダブルのお布団で一緒に寝て、ラブラブのつもりでした。
でも本音をぶつけて喧嘩したことがなかったのです。
毎日お風呂やお布団で二人で話をしましたが、結婚当初から仕事の話は家でしたくないと言われていたのでお互いの仕事の話は避け、私が楽しく友人と過ごす話も好きではないし、娘のバレエの話もいまいちだし、乗ってくるのは息子たちのサッカーの話だけです。
この話は嫌いだろうなと思うと避けていたので、人生について、社会について、考えを話し合うことはほとんどありませんでした。
意見が違うことが解っていましたから。
これってうわべだけ仲が良さそうにしていただけなのでしょうか?
今でもあの頃は仲良くやっていたと思いたいのですが、一度食い違い本音を話し出すと修正が効きませんでした。
あれも我慢していた、これも嫌だった、そんな風に考えているとは思わなかった、、、、
「じゃあこの先の長い人生一緒にやっていくよりも別々の道を歩こう」「早く切り替えて新しい道に進みたい」とお互いに納得して離婚しました。
離婚相談をたくさん受け考え結婚教育を学んだ今だから、相手を思って合わせることも我慢することも素晴らしいことだよね、それって愛がないとできないよねって思いますが、当時はとてもそんな風には考えられませんでした。
四半世紀を子どもとして親と過ごし、次の四半世紀を妻として母として家族と過ごし、最後の四半世紀を一人の人間として生きる道を私は選びました。
誰にも迷惑かけていないかと聞かれれば、そうですとは言い切れないけど、後悔することなく楽しく前を向いて進んでいます。
(話は戻り)
結果を心配して思っていることを言えなくて我慢していて辛いなら、言っちゃってください、喧嘩になってもいいんです。いえいえ喧嘩したほうがいいんです。
「何考えてるかわかりません。」より、話すことで相手の考えていることがわかったほうがいいです。
怒らせたらあやまればいいし、間違えたら修正すればいいんです。
毎日普通に暮らしている日々を提供してくれている相手に感謝してください、愛があるからできることです、信じてください。
本当に仲良くなってください。大丈夫です。