夫婦問題カウンセラー 今枝朱美です。
私の相談室リボーンには、夫婦で一緒に相談にみえるかたもたくさんいらっしゃいます。
「夫婦カウンセリング」は一緒に話を聞いたり、別々に話を聞いたりケースバイケースです。
・お互い離婚することはかまわないが、離婚するとはどんなことなのか相手が理解できていないような気がする。このまま離婚してしまい相手が後悔するのは嫌なので話し合いたいが、面と向かうとケンカになり話し合うことができないので、間に入って欲しい。
・相手が離婚したくないといっているが、意味不明な行動をする。話し合っても全くかみ合わない。自分がおかしいのかどうかわからなくなってきたので、一緒に話を聞いてほしい。
・お互いにやり直したいと思っているが、どうしても相手を許せない。今となってはすれ違いの期間が長すぎて、手を差し伸べる方法がわからない。
・離婚して欲しいと言われたが、自分は受け入れることができない。納得できるものならしたいのできちんと相手の話が聞きたい。
などなど
私が全ての方を修復に導くことができる訳ではありません。
しかし、二人だけで話し合っていると、火に油を注いでしまったり、絡まった糸をさらにがんじがらめにしてしまうことは良く見られます。
・二人の力や意思や努力ではどうすることもできないこと。
・二人で力を合わせれば改善できること。
・相手とは関係なく、自分ひとりで解決できること。
これを全部ごちゃ混ぜにして一生懸命悩んでいては、解決するものも解決しません。
糸をほぐしたり糸口をみつけたりしながら、
お話を良く聞かせていただき、一緒に整理していきます。
自分たちはいったい何をもめているのか?「そこ?!」に気づくこともあります。
そして、こじらせ最高潮の時には、相手の差し出す手が見えなくなってしまいます。
「だんだんゆるんできたなぁ~、あっ!今差し出した。」
私には見えても、本人同士はことごとくスルーします。
あーもったいない、少しおせっかいに通訳することもあります。
ダメなものはダメ。
離婚した方が幸せになる場合もあります。
そんなときも、「離婚させられた。」「離婚は嫌だったが仕方なかった。」とならないように、
自分の意思で決めたと思えるまで話し合って欲しいと思っています。
夫婦で相談にみえると、解決のスピードは確実に速いですし、お互いに納得して前に進むことができます。
非常に難しい「夫婦カウンセリング」ですが、必要性とやりがいを感じ、私は好きです。