夫婦問題カウンセラー 今枝朱美です。
毎月定期的に来てくださる相談者様。
初回は本当に辛そうで壊れてしまいそうでした。
自分を否定され、何をやってもうまくいかないことにあきらめを感じているようでした。
娘のような年齢の彼女の話を、本人の置かれている妻の立場、嫁の立場、母の立場、娘の立場に立ち考え、そのすべてに相手があるので、夫の立場、姑の立場、子どもの立場、母の立場からも考えます。
じっくりお話をしていくと、聞けば聞くほど彼女の八方ふさがりに感じられる辛くて悲しい思いが伝わってきます。
ご主人が相談に出かけることを勧めてくださることにも本当に感謝です。
何か月か回を重ね表情はやわらぎ笑顔でお話しできるようになりました。
聞いていくと周りから支えてもらっていることもたくさんあります。
「それってありがたいよねぇ~。・・・すいませんを・・・ありがとうございますに変えてみるといいんじゃない?」
「たしかに。なるほど。そうですよね。」
お返事からは一見素直そうに見えますがとっても頑固、なかなか一歩が前にでません。
半年を過ぎたころです、「楽しそうに通ってくれてるけど本当にお役に立てているのだろうか?」
そんなことを思っている私に彼女が言ってくれました。
「私ここに来ていなかったら、先生にお会いしていなかったら、相手を刺していたかもしれませんし自殺していたかもしれません。気持ちわかってもらえて本当に助かりました。ここで聞いてもらえるだけで嬉しいです。」
良かった。。。
そのように言ってくれて私の方がありがたい限りです。
人にはそれぞれその人のペースがあります。わかっているはずなのに早く結果が出てほしいと焦っている自分に気づかされました。
もっとたくさん話して、「話すだけで楽になる」から「笑顔で卒業できる日」を目指し、力を合わせて一緒に乗り越えていきたいと思います。
ありがとう。