結婚後セックスレスにならないための、3つのお願い。

夫婦相談の現場から性について考える 今枝朱美です。

 

親の保護のもとから離れ、精神的にも金銭的にも独立している一人の大人であれば、セックスを楽しむことも自由だし、大いに結構だと思います。

 

しかし、セックスは相手のあることですので、お互いの意思を尊重することが大切です。

 

お互いの意思を尊重といっても、相手の意思を尊重しすぎて本当は嫌だけど我慢して合わせることはやめてください。

結婚したいと思う相手ならなおさらです。

 

大好きな時はそれも愛なのかと思っていても、結婚すると「愛だと勘違いしていた」と後悔し、結婚後の性生活がうまくいかないことが良く見受けられます。

 

全くの勘違いで「本当にやめて欲しい」と私が思う事3つ。

 

1つ、避妊しないセックス。(オギノ式、膣外射精は避妊に入りません)

愛しているから直接つながってひとつになりたいなんて大勘違いです。

男性に言っているように聞こえますが、男女共通の話ですよ。

相手を大切に思うなら、自分と将来結婚するであろう人との人生を大切に考えるなら、性病にかかるリスク、望まぬ妊娠をするリスクを考え、セックスする相手とは最低限コンドームを使用してください。

 

性病、望まぬ妊娠がその後の人生を大きく変えてしまうことはわかると思いますが、運よく性病でもなく妊娠しないで避妊めんどくさい派の相手と結婚した場合その後どうなるでしょうか。

結婚し子どもが生まれる。

妻は育児が大変なので、年子での妊娠を避けるためにここでやっと避妊してのセックスを望む。

夫はコンドームの使用が好きではないので使用を拒む。

妻は避妊なしのセックスは怖いのでセックスを拒む。

避妊しないでセックスしていたことが愛ではなかったことに気づく。

セックスレスとなる

 

2つ、毎週会うたびにセックスをする。

本当に二人が同じ気持ちで求め合いそうなるのであればよいのですが、お付き合いしているのだからセックスするものだという思い込みや、相手に嫌われたくない気持ちから我慢してペースを合わせてはいけません。

 

付き合っている時は好かれたいから我慢できても、結婚してしまうとホッとして男女とも我慢してまで合わせられなくなるようです。

男性はいつでもできると思うとそれほどしたくなくなる。

女性は日常の生活からいきなり気持ちが切り替えらず、する気にならない。

そしてそれぞれに、付き合っている時はあんなに愛し合ったのにもう愛がなくなったに違いないと思い込みセックスレスとなる

 

3つ、相手のセックスに不満があっても言わない。

アダルトビデオの影響もあり、男性は女性を乱暴に扱っても徐々に感じていくと勘違いし、女性は感じていなくても声を出すと男性は喜ぶと勘違いしている。

男性は経験が少なかったりあまり得意ではないことを隠そうとして見栄を張る。

女性はわかっていたり、して欲しいことがあっても言えずに知らないふりをして流れに任せる。

 

お付き合いの時に通してきたことを結婚してから変えるわけにもいかないが、不満が蓄積されていつしか露見する。

結局夫婦そろっていつまでたっても気持ちいいセックスができない。

夫は妻にバカにされていると思いできなくなる。

妻は夫にふしだらだと思われたことにショックを受けしたくなくなる。

セックスレスとなる

 

どうですか?

「そんなバカな話は無いだろ。」と思うならあなたは大丈夫だと思いますが、私が夫婦のセックスレスのご相談を受けている中ではよくある話です。

特に恋愛経験の少ない方、セックス経験の少ない方は要注意です。

セックスは男女対等の立場で楽しむもの、お互いの価値観を知りパートナーを選ぶ時の一つに入れることは、最後を迎える時まで続くセックスライフを共に楽しむためにも大切なことです。

結婚するまではとふたりで大切にとっておくことも一つの価値観ですが、結婚前に「そんなこともあるのか」と知っておくことは、結構役に立つことだと思いますよ。

 

「性(SEX)と結婚教育」夫婦相談の現場から

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です