夫婦相談の現場から性について考える 今枝朱美です。
小学校1.2年生に性教育を学校ですることについて賛否両論があるようです。
「学校でいやらしい言葉を教えるから、ネットで検索してすごい動画を見ていたので困ります!」
「買い物中突然卑猥な言葉を質問してきました。あり得ません!」
私は学校で教えたことに問題があるのではなく、家庭で子どもが自由にネットを検索できる環境に問題があると思います。
親の都合で子どもを静かにさせておく為だけにスマホを渡していませんでしたか?
パスワードや閲覧制限はきっちりしてありましたか?
検索しなくてもネットサーフィンをしているうちにたどり着いてしまうこともよくあります。
家のパソコンを親のいないところで自由に使用できるのにはまだ早いと思います。
そしてもっと問題だと思うこと、親に正しく答えられる性の知識はありますか?
子どもの作り方を知らない親はいないと思いますが、その年代にあった性の情報を正しく伝える準備ができている親は少ないと思います。
我が家ではどのように子どもに伝えるかを、夫婦で話し合っておくことも必要ではないでしょうか。
準備ができていないために、、自分が知らないことを不安に思っていたり、ドキッとして答えられないことを質問されたことに対して、恥をかかされた気持ちになり子どもを怒ってしまうことはありませんか?
夫婦でお互いの性を正しく理解していなかったり、相手の性を大切にしていないために性の不一致やセックスレスの問題が起きている夫婦はたくさん見られます。
子どもへの性教育を夫婦で考えることは、夫婦の性生活を見直すためにもすごくいいチャンスです。
相手を思いやる愛情のあるセックスができている夫婦ならば、難しい問題ではないと思います。